

軽自動車よリコンパクトなボディーに高効率パッケージを実現したトヨタiQ。クルマとしての基本性能を突き詰めたエポックメーキングなマイクロプレミアムカーだ。今、トヨタのマイクロプレミアムカー、iQに再び注目が集まっている。もともとiQは従来からのクルマのサイズ(大きさ、格式)の概念を打破することを目指して開発されたクルマ。その開発コンセプトは、「全長3m未満のサイズで4人が乗れるプレミアムカー」というものだった。 トヨタ自動車のクルマづくりというのは、一般的には、誰にでも嫌われないように、個性を抑えたデザインと扱いやすさだけを考えた走行性能のクルマ、というイメージかおる。よく言われるような、80点主義のクルマづくりだ。 ところが、実際にトヨタ自動車のクルマづくりの歴史をひも解いてみると、意外に革新的、実験的なクルマを他社に先がけて出していることが目につくのだ。 例えば、1980年代にはソアラやMR2がある。高級2ドアクーペの市場を開拓したのはソアラだった。廉価なミッドシップスポーツカーはMR2が最初だった。キャビンがガラスで覆われ、しかもドアが上にハネ上がるセラというクルマもあった。そして、最近ではハイブリッドカーのプリウスだ。 10年以上前にハイブリッドカーを市販した勇気と先見の明は本当に素晴らしいことだった。